11月からは

鳴門海峡は、瀬戸内海と紀伊水道の潮の干満によって、大きいときで2Mもの落差ができます。そうすると、潮流は水位の低いほうへすさまじい勢いで流れ込んで、大小の激しい潮流、うず潮が発生しています。この激しい潮流の中で育った魚たちは、運動量が豊富で、身が引き締まって脂の乗りも良くなります。

また、激しく清らかな潮流によりプランクトンが豊富に発生するため、あらゆる魚たちや海草類に好影響を与えます。鳴門海峡は、稀に見る地形と潮流から全国屈指の漁場となります。

独特の旨みと食感で、トラフグは、淡路島の冬の味覚を代表する食材です。薄く引いてもしっかりとした歯ごたえと旨みが口の中いっぱいに広がる「てっさ」や、ぷりぷりとした食感がクセになる「てっちり」、唐揚げなど、さまざまな料理法で楽しむことができます。そして、ふぐ料理の最後に雑炊を食べない人は、ふぐの味を知らない人だと言われるぐらい、ふぐ雑炊は雑炊の中では最高のものと評されています。てっちりを戴いた後のだしに塩とポン酢で味を整え、ご飯は焚き過ぎないように、さらっと仕上げるのがオススメです。

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また、ふぐは高蛋白質、低カロリーのヘルシー食品です。しかも、ふぐの蛋白質はゼラチン質を多く含み、コラーゲンのカタマリと言えます。特に皮の部分に多くのコラーゲンを含み、美容と健康には最適な食品と言えます。そして、脂肪は、ほとんどゼロで太りすぎや生活習慣病など気にする人には、絶好のダイエット食と言えます。

魚は新鮮な内に食べるのが一番といいますが、トラフグは熟成させることによって「イノシン酸」が形成され、フグ独特の旨みと甘みが引き出されます。年月をかけて育ったトラフグは、質量ともに豊に成長し、味わい・身の締まり・歯ごたえ・旨味は格別です。


当館では、いよいよ11月1日から『冬の味覚王』ふぐ料理を楽しんでいただけます。

活ふぐ料理を味わいつくすプラン一覧

[スタッフ:原田]
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