ふぐのタンパク質はゼラチン質を多く含み、コラーゲンのカタマリと言えます。特に皮の部分に多くのコラーゲンを含み、美容と健康には最適な食品と言われて、注目を浴びています。

そのコラーゲンとは、最近健康番組や雑誌等に多く取り上げられています。身体の新陳代謝に一番大切な栄養素はやはりタンパク質です。タンパク質の新陳代謝の衰えが老化の引き金となります。タンパク質の新陳代謝を促進させるのに大切な働きをしているのがコラーゲンとなります。

コラーゲンは、身体を組み立てていく接着剤みたいな役割を担っていて、私達の身体を造るタンパク質の３０〜４０％はコラーゲンで造られています。成人でなんと３キログラムのコラーゲンを体内にもっていることになります。

特に皮膚・筋肉・骨・血管に多く含まれ、緻密で丈夫な身体を造るために欠かせない栄養素です。

肌の若さと美しさを保つために、コラーゲンの摂取が不可欠なのは、皆様もよく知っているかと思います。コラーゲンを摂取することにより、体内のエラスチンと補い合って、筋肉の伸縮や弾力性を維持、増進することになり、皮膚のシミ改善、皮膚のツヤ及び肌の老化防止につながることになります。特に４０歳代よりコラーゲンの質と量が急激に減少していくそうです。

身体の機能維持のためにもコラーゲンは重要な役目を果たしていて、血管の弾力と丈夫さの維持、骨細胞を強く結び付け、皮膚細胞の新陳代謝を高めています。

骨と骨が接する関節は軟骨で覆われていますが、その軟骨の５０％はコラーゲンと言われています。コラーゲンを積極的に摂取することで新陳代謝が活発になり、関節の痛みを緩和させます。

身体の新陳代謝によって、丈夫な身体を作るコラーゲンをたっぷりと含んでいるふぐ料理をぜひともこの冬、味わっていただければと存じます。

また、来月に詳しく説明させていただくかもしれませんが、１２月１日〜２月２８日まで期間限定（土曜日は除く）になりますが、バル淡道での夕食プランでは 地元鳴門の海で育ったトラフグの大きな白子に、同じく鳴門の海からとった「藻塩」を振って軽く炙り、旨味を閉じ込め凝縮させる。この白子をかまどで炊き上げた地元鮎原産のキヌヒカリにのせた絶妙のトラフグの白子茶漬けを味わえるプランもご用意しておりますので、よろしくお願い致します。