灘黒岩水仙郷

県内最大の水仙群生地として知られる「南あわじ市灘黒岩水仙郷」がいよいよ見頃を迎えております。

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島内最高峰の諭鶴羽山の南側と東側斜面の約7ヘクタールに約500万本の水仙が自生し、水仙の日本三大自生地の1つとしても有名(あとは越前海岸、房総半島の水仙)です。

水仙の原産地は地中海周辺といわれ、シルクロードを通って中国へ渡り、そこから日本へ伝わったといわれています。水仙の球根は海水に浮かぶことから、中国大陸の海岸部で繁殖した水仙の球根が黒潮に乗って日本に流れついたという説もあります。淡路島の黒岩で水仙が広がったのは、平家の落人が植えたという説、江戸時代の中頃に海が荒れて漁に出られない時に漁師が育てたという説があります。いずれにしろ、黒岩の海岸部に水仙の球根が漂着し自生していたのを、村人が山へ移植したものが現在の水仙郷となっているそうです。

駐車して外に出てくると、冬の心地よい風に乗って、水仙のいい香りがしてきます。後日、立川水仙郷についても紹介させていただきますが、2つの水仙郷でも、地形の違いがあるのかも知れませんが、全く香りが違いました。

順路に沿って、頂上に着くと、その日は非常に天気が良かったので、青い空、沼島を望む青いの海、レモンイエローの水仙のコントラストが目に入ってきました。普段からあんまり感動しない私でも、さすがにこの景色には感動しました。

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私がお邪魔した11日は、まだお客様は少なかったのですが、本格的なカメラを持ったお客様が多く、自生している水仙と海岸沿いの美しい景色を収めていました。えらく角度にこだわっている人がいたので、恐る恐る近づいたら、新聞社の腕章をしていました。その中の傑作が今朝の新聞に出ていました。うーん、さすがです。

売店、食堂(11時からだったと思います)、地元の業者の揚げたての天ぷら屋(その場で揚げてくれます)もございますので、ぜひともお越しいただければと思います。

また、12月23日〜2月下旬頃まで、洲本温泉と淡路立川水仙郷・灘黒岩水仙郷を結ぶシャトルバスが運行しています。公共交通機関(高速バス)ご来館のお客様は勿論、お車でのご宿泊のお客様でも水仙郷までの道中は、少し狭くなっておりますので、こちらのシャトルバスをご利用いただければと存じます。

当日になって、いざこちらのシャトルバスを利用したいとなりますと、当日の状況によってはご予約で席が埋まっていることもこれから増えてくるかと思います。フグ料理を堪能されて、翌日の観光は水仙とお考えの皆様には、前もってのご予約をオススメいたします。オンライン予約の際に、通信欄にでもご記入頂ければ、手配させていただきますので、よろしくお願い致します。

ホテル(9:29 出発)→立川水仙郷(10:00頃)→灘黒岩水仙郷着(10:30頃)
灘黒岩水仙郷発(11:30 出発)→立川水仙郷発(12:00頃)→洲本高速セン
ター着(12:30頃)

*お帰りの際、連泊の場合やホテルにお車を駐車して、バスをご利用の場合は、ドライバーに一言声をかけていただければ、ホテルの玄関前にて下車可能です。

【立川水仙郷】
大人@1,500円、小人@800円(往復バス代・水仙郷入園料込)
※3歳未満座席なしのお子様は無料です。
【灘黒岩水仙郷】
大人@2,000円、小人@1,000円(往復バス代・水仙郷入園料込)
※3歳未満座席なしのお子様は無料です。

また、お車で灘黒岩水仙郷へ行かれるお客様には、フロントにて前売券
(通常入園料500円→450円)を販売しております。

[スタッフ:原田]
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