皆様こんにちは！
今回もお読み頂きまして誠に有難うございます。

皆様は最近「思わず叫んでしまった！」って事ありますか？

私はつい最近、歯医者で叫びました。

虫歯の治療に行ったんですが、その際、親知らずを見つけられて抜く事になったんです。
一応最初に「抜いときますか？」と聞かれましたが、特に私はなんでもなく「ついで感覚」でＯＫしました。

しかし、親知らず付近の歯茎に麻酔をされた後、先生が手にしたのは、


ペンチ


その瞬間、私は固く目を閉じました。

”し、しまった・・・これから・・・とんでもない事が起こる。。。自分の身に・・・”

だって、知りませんでしたもん。。。

親知らずを抜くという事は、そういう事だ

口を思い切り広げさせられ、そこにペンチが飛び込んできました。
口の奥まで突っ込まれた時、両目から涙がひたすら零れ落ちてきました。

”おえ・・・は、吐きそう・・・”

今ここで吐いたらさぞかし笑いものになるだろうな・・・

なんて事を考えながら、私は必死に堪えました。

そしてペンチが親知らずを捕らえた時、もう一度私は自問しました。

”ほ、ほんまにこういうもんなん？これが正攻法なのか？この先生はふざけてるんじゃないのか？ドッキリではないのか！？カメラは仕込まれていないか！？

そして次の瞬間、先生はペンチを思い切り揺さぶり始めたんです。


「グイ！グイ！」


力まかせに思いっきり引っこ抜くんですね！

確かに麻酔を打ち込まれた親知らずは全く痛くはなかったですね！！

でも・・・

その他がめちゃくちゃ痛いんですけど？？？

口の中でライオンが咥えた獲物を力任せに首を左右に揺さ振り回し、その肉を引き千切ろうとしているかのようなその容赦の無さ。

上唇・下唇に硬口蓋・軟口蓋、舌全体、他の歯全部！

とにかくペンチの柄やら先生の骨ばった指が、やわらかーい口の中にぶち当たり暴れまくってるんですから。

私は涙を流しながら思い出しました。さっき、先生が言っていたあの言葉を。

気にも留めていなかった。あの時は。。。本当にこれを使う瞬間が来るなんて。

「痛かったら手を上げてくださいよ」

治療の最初にそう言って微笑んだ先生の顔を思い出しながら、私は左腕を天高く突き上げました。

その瞬間でした。

「あ、動かないで下さいねー」

私の左腕は隣にいた助手の女性に捕まえられ、グッと元の位置に戻されたのでした。


「おいーーーー！！！」


こ　れ　は　　絶叫で正解ですよね？

痛くて叫んだんじゃありません。
痛みはその時、怒りで吹き飛んでいました。

「違うだろーーー！！！これは最初に取り決めた、あの場合の合図だろーーー！！！」

・・・・・

その後、先生の手の動きが若干穏やかになったものの、お互い気まずい雰囲気のまま治療が進んだのは言うまでもありませんでした。

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