粘土瓦

愛知県三河地方で生産されている「三州瓦」は、生産量は日本一で、多種多様な瓦作りをしています。島根県中西部、石見地方で生産されている「石州瓦」は、高い温度で焼き上げているため、硬くて耐寒性に優れた瓦です。淡路島で生産している「淡路瓦」は、いぶし瓦としての生産量が全国第一位となっております。以上が、日本の粘土瓦の三大産地として知られています。

現在の淡路瓦の起源は慶長18年(1613年)にまでさかのぼるそうです。姫路城主池田輝政の三男忠雄が淡路島を所領として、成山城築城を決め、その際に播州瓦の名工清水理兵衛を呼び寄せ瓦を焼かせたのが始まりとされているそうです。ただ、淡路瓦の中心地西淡町津井地区はこれより20年程後寛永年間に法華宗の援助で伝わって来たとも言われているとのことです。特に、旧西淡町は原料になる良質な粘土に恵まれ、さくい土と粘い土を調合し、幾度もこねあげて使い勝手の良い原料土に仕上がっていったとのことです。

淡路瓦生産の中心地、西淡町には、「みはら橋」をはじめ、慶野松原の「ふれあい瓦舞台」、「プロポーズ街道」や、「緑の道しるべ甍公園」などのいぶし瓦を使った様々なモニュメントや公園があります。


[スタッフ:原田]
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